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『君がいる、いた、そんな時。』上映前トークショー/広島国際映画祭2019≪おぼろがきレポート≫

 このレポートは、広島国際映画祭2019にライターとして参加した筆者のトゥルットゥルの脳みそに残る、わずかな記憶をもとに作成されています。
 故に、「内容ペラッペラやん!」「もっと良いこと言ってたよ!」という苦情はご遠慮いただけると助かります。


誠実に作っていけば、自然と思いが作品に反映される

 今作を作るきっかけについて聞かれた迫田監督は「通っていた小学校にあった放送室が特殊な形をしていて、ここ(を舞台にしたら)面白そうだと思ってから考えました」と答えました。
 実際は、当時と風景が変わってしまったため、その小学校での撮影は叶わなかったそうですが、このような地元の思い出がキッカケで今作の企画が立ち上がったのだそう。

 また、迫田監督がお話しされる中で〝誠実に作っていけば、自然と思いが作品に反映される〟という映画作りへの信念を強く感じました。
 


監督の想像を超えた、ショウコという人物

 ショウコ役のアプローチについて聞かれた小島さんは「とにかく自分とは全く違う環境にいる方です。人には大なり小なり悲しい経験があると思いますが、(ショウコの身に起こった出来事は)自分が経験したことがないことばかりだったので、どうすれば自分の想像だけで表現できるのかを考えることが難しかったです」と振り返りました。

 そんなショウコという人物について、迫田監督は「脚本は僕が決めたのですが、脚本の中のある〝ショウコの過去〟は小島さんに決めてもらったんです。過去にどのようなことがあって こうなったのかを具体的に書いてもらって、それを全部飲んだんです。そういうアプローチをしてみようと思って」と。それは迫田監督の想像を超えたものだったのだそう。

 実は、今回のトークショーの進行役のおだしずえさんも、ショウコの母親役として出演。おださんも「何年生まれで、何歳でショウコを生んで、旦那さんはどこに努めているか…などを全部書きました」とのこと。
 大人の役者には、各人物の深みを出すためのアプローチをしてもらおうと考えていた迫田監督ですが「役者にとっては、なかなかハードルの高いものだったように思います」と役作りの過程を明かしました。