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【彩能採集】俳優・永田祐己さんインタビュー/Vol.1

――初めてプロの役者として仕事をしたときに感じたことや、印象に残ったエピソードなど教えてください。

‣ 永田さん/始まりは東京なんです。
生まれも育ちも名古屋なんですけど、お芝居を始めようと思って上京しました。
 当時の僕の考えは〝お芝居=東京〟で。それで東京の養成所に一年間通ったんです。で、卒業後はフリーで活動していたのですが、そのときに出た舞台が初舞台で。

 初舞台の思い出は…。けっこう良い役をもらっていて、必死にやっていたんですけど…。実は、本番初日にインフルエンザになってしまって。
 それで降板になるかと思ったのですが、台詞も出番も多く変わりがきかないので、上の人たちと話し合い、インフルについては他の人たちには伏せることになりまして。
 本番前のミーティングも、僕はいなくていいということで隔離されて。でも、楽屋はみんなと同じ大部屋で…と言っても、小劇場なので全然小さいのですが…。
 で、そのまま舞台が始まったのですが、公演期間中に治ったんです。三日目くらいで体調が良くなって、無事に全日程を終えて。

 打ち上げのときに、一部の人にはインフルエンザだったことを明かしたのですが、皆「知ってた」と。「体調が明らかにおかしいし、隔離されてるし…」と。
 そして、舞台終わっても会おうねー!で終わったのですが、後で10人くらいインフルエンザになって。そこの座組で。そういう舞台でした。

 他にも色々ありました。照明さんが梯子に照明を吊っているときに落ちて怪我をしたりとか…。そんな初舞台でした。それが4年半くらい前です。

 初めての舞台で、インフルエンザで、本当に死んでしまうんじゃないかって。でも、舞台にたっているときは不思議と辛くなくて。
 それ以降も、調子が悪い時に本番ということがありましたが、調子が悪い時の方が良い感じにできたりして…。逆に何も考えないでいれるというか。〝無でいられる〟kそれが意外と良かったりすることを初舞台で経験したので、とても良い経験になりました。
 

――ある意味でのプロ根性をそこで鍛えられた感じでしょうか?

‣ 永田さん/そうですかね。そんな大層な感じではありませんが。でも、並大抵のことでは…大丈夫だなと思える自信ができました。