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『新聞記者』上映前トークショー/広島国際映画祭2019 ≪おぼろがきレポート≫

♥筆者の感想

 もう…。見終わった後の絶望感ったら…。
EDの音楽が入るタイミングも、もう…。

ショッキングな内容の映画だったため、トークショーの内容が吹っ飛んでしまった…。
 

 松坂さんの〝呼吸〟の表現に、見ているこちらの動悸まで激しくなり、登場人物と一緒に息を止めたり愕然としたり…。
 このようなことが実際に起こっていたと考えると、怖くて辛くて、何度も目を背けてしまいました。

 そんな中、シム・ウンギョンさんが演じる新聞記者・吉岡の〝不器用な真っ直ぐさ〟や、新聞社の仲間と、最終的には吉岡を理解してくれた上司には救いを感じました。
 本来、和む場面は一つもありませんが、シムさんが演じる吉岡は愛おしいです。
 自分の過去や脅しに屈することなく、ただ純粋に、真っ直ぐに真実に近づこうとする姿は、頑張れ!って応援したくなる、人間としての愛らしさがあります。

 余談ですが、シムさんは日本語を勉強し始めて2年ほどにも関わらず、撮影現場では通訳さんを介さずにコミュニケーションを取られていたのだそう…!

 登場人物の心情や状況に合わせて変化する色や光など、色彩も今作の見どころの一つです。